ヴァージン~僕は世界を変えていく~part7

こんにちは。

今回は第5章、128ページまで読みました。

 

ヴァージン・メール・オーダーはさらに客を引きつけた。しかし、会社は成長していたが、赤字続きだった。

春にベルギーから大口の注文を受けた。ベルギーではレコードに対して購買税はかからなかった。なので、無税でレコードを買い、ベルギーに輸出しようとしたが、フランスで通過証を持っていないという理由でイギリスに帰ることを余儀なくされた。実際は輸出出来なかったが、輸出されたはずのレコードをたくさん持っていたリチャードは、メール・オーダーかヴァージン・ショップで売り、購買税を払っていない分、5000ポンドも儲けることができた。この時、赤字で借金を多く抱えていたので、この泥沼を脱出するには最高の方法だった。犯罪的計画であり、法律を破ることになるが、これまでも沢山のルールを破ってきたし、やってもうまくいく、捕まらないと思っていたそうです。これまでの経験からだけでこの自信を持てるブランソンはぶっ飛んでるし、すごいなとも思いました。

 

計画の全てはうまくいってると思っていたブランソンですが、税関の職員による調査で脱税が明らかになると、逮捕されてしまいました。

 

今まで自由に生きて、沢山のルールを破り、それを楽しんで来たブランソンですが、独房の中で自由が剥奪されると、二度と監獄に打ち込まれるようなことはやるまい、恥ずかしいと思うようなビジネスの取引はどんなこともやるまいと誓ったそうです。この事件以降、誓いを破ろうと思ったことは一度もないそうです。

今まで豪快で型破りなことばかりしてきたブランソンの更生する瞬間を知ることができてよかったです。

結局、税務当局とはお金を払うことで示談が成立し釈放されたわけですが、ブランソンに会いにきた母は、「この経験で一つ利口になったでしょ。やってしまったことはしょうがないから、前向きにいきましょう。そしてこの問題に正面から取り組むのよ」と言い、このことでブランソンは深く背負いこむ事なく、問題に直面できたそうです。犯罪まで犯す息子に対して前向きな言葉をかけられる母の寛大さに感心しました。

 

示談金を支払うために、今まで以上に働き、ヴァージンはどんどん大きくなっていきました。逆境を乗り越えてさらにビジネスを成長させていくブランソンはさすがだなと思いました。