ヴァージン~僕は世界を変えていく~ part10

今回は第7章を読みました。

マイク・オールドフィールドが作曲したチューブラー・ベルズという歌が大ヒットし、多くの注文を受けた。ヴァージンは有名な会社になっていたものの7人しか社員がいなかったので、全ての注文を受ける能力が備わっていなかった。ヴァージンのような新興のレコード会社はライセンス契約を結ぶのが一般であるが、ヴァージンはこれをせずP&Dという契約の方法をとった。これは提携先のレコード会社にレコードの製造と物流を依頼して、その費用を払うもの。レコードのすべてのプロモーションの責任を負い、レコードが失敗した場合にはリスクを負うことになる。でも、売れたらそれ相応のメリットを全て手にできるものだった。

ヴァージンがこの契約をしたのは成功するには大胆にやるしかないと思っていたからだ。とてもリチャードらしい考え方だなと思いました。

また、この契約を渋っていたアイランド・レコードにはライバル会社と契約結ぶぞと脅しをかけて契約してもらいました。

結果的に賭けに成功して大金を手にすることができました。

会社の明暗を分ける場面で、一般的な策をとらず、大きな決断を出来るところはリチャードならではだなと感じました。